洗足学園第一高等学校の思い出

洗足学園第一高等学校 キャンパスニュース2004

平成16年度卒業式


 3月7日晴れ。この制服を着て、この門をくぐるのも今日が最後。 校門をくぐると、生徒会の役員が胸にコサージュを付けてくれ、記念品を 渡された。3年間見続けたこの狭い校庭も、何だか今日はやけに広く感じられる。 卒業式だからだろうか?やけに感傷的になっている自分に気づく。
 緊張しながら入場を待つ。大きな拍手で迎えられた。後輩たちが首を伸ばして こちらを見ている。あ、あそこには、3年間毎日お弁当を作ってくれた母がいる。 胸をはって、自分の席に着く。
 思っていた以上に厳かな雰囲気で、式は進む。卒業生答辞の頃にはあちこちで、 すすり泣きが聞こえる。壇上の担任の目にも涙。仰げば尊しの歌の頃には、もうみんな ボロボロ。
 最後のホームルーム。一人一人、担任から卒業証書を貰う。思い出がつまった卒業アルバム。 最後は校庭で揃って記念写真。もうこの制服に袖を通すことも無いのかと思うと、 少し寂しい。
 さようなら。ありがとう。今度は卒業生として、この門をくぐります。


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